フリフリの花びらと立ち姿が美しい【スカビオサ】を飾ってみよう

花のこと

こんにちは93sanです。

スカビオサという花をご存知ですか?花の名前が解らないという方も多いとは思いますが、スカビオサを見たら「あ~知ってる、知ってる」となるかも。

丸くてロゼッタ状に咲くお花スカビオサは和名で「マツムシソウ」とも呼ばれます。

可愛らしくて、細長い茎に咲く花、かわいいのに中々主役で使用されることは少ないです。

そんなスカビオサを今日は主役でご紹介したいと思います。

スカビオサってどんな花

スカビオサは生花店に入荷される際、「スカビオーサ」という名前で入荷されることがあり、多くの生花店で「スカビオ」と略されて呼ばれることがあります。ですから、生花店で「サ」だけ省略されるって変なのと、思っている方も多いのではないでしょうか。

訳はそのようなところです。

スカビオサのプロフィール

科・属スイカズラ科・スカビオサ属(マツムシソウ属)
英名Scabiosa
和名松虫草(マツムシソウ)
原産地南ヨーロッパ・アフリカ・アジア(日本の松虫草含む)
開花時期4月~6月、8月~10月
切り花出回り時期通年
赤、紫、白、ピンク、水色

松虫草の由来は

スカビオサは和名でマツムシソウ(松虫草)です。生花店で以前は「松虫草」という名前でも通じていましたが、今はほとんどが「スカビオサ」です。名前に虫が付くとイメージ的に悪いようです。

マツムシソウは「松虫(鈴虫)」が鳴くころに咲くお花ということで付いた名前です。

ですから、日本の開花時期は8月から10月ころです。

そして、日本にあるマツムシソウは近年減少傾向にあり、絶滅のおそれのある野生生物の種のリストである「レッドリスト」に入っており生花店で出回っているマツムシソウは園芸種のスカビオサとなります。

一重と八重のスカビオサ、ドライフラワーもある

生花店でスカビオサという名前で違う形をして売られている花があると思いますが、それは一重咲きと八重咲きの違いです。

一重咲きは「コーカサスマツムシソウ」といわれ、花は少し大きめ(7cm~8cmほど)で芯をの周りにフリフリの花びらが特徴です。

八重は小ぶりで(5cmくらい)花が咲くとポンポンとまあるい形が可愛らしいです。近年は八重咲きの方が主流ですね。ブーケにもよく使われます。

他にも、花後の実を楽しむ「ステルンクーゲル」というスカビオサもあります。ドライフラワーで出回っていることが多いです。

八重咲き

スカビオサの花言葉はあまり気にせずに

スカビオサにも花言葉はありますが、あまりよい言葉はありませんので、それを気にして花贈りをする必要はありません。

スカビオサの花言葉は「叶わぬ恋」「不幸な愛情」「私はすべてを失った」「未亡人」「風情」「魅力」です。

「風情」や「魅力」はまともに使えそうな花言葉ですが、他は、ちょっと。。。という言葉ばかり。

やはり、花言葉での花贈りは難しいので可愛い花の形や色で決めたほうが良いです。

スカビオサの飾り方

さて、生花店ではあまり目立つ存在ではないスカビオサをお家に飾ってみましょう。

花瓶に一本

まず、一輪挿しで一本を飾ります。

丈の長いスカビオサはその立ち姿がとっても美しいです。

花が重くて少し頭がもたれかかっているような様子もまた風情あり。

細長くて少し安定している花瓶に活けましょう。

首があまりにももたれている花は長めの花瓶に花首だけが、ちょこんと出るように活けます。

また、何本か飾る場合は首元を軽く束ねてブーケ風にすると良いでしょう。

吸水性のフォームにすらっと飾る

すらっとした立ち姿を活かす活け方はお花を活ける吸水性フォームにたっぷりと水を含ませて器にセットし、茎がぐらつかないように活けます。

花瓶にもたれて行けているのとは違い、本当にその器から生えているかのように活けられるのが吸水性フォームの良いところです。

見本がおみせできなくて申し訳ないのですが、いつか、お花と、フォームが揃ったら撮影しますね。

スカビオサは十分主役になれます

バラや、ガーベラほど存在感はありませんが、十分主役になれるスカビオサ。お店で見かけたら一度お試しで飾ってみてください。

一重のフリフリ感、八重のポンポン感がたまりません。

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