昨日飾ったチューリップが翌朝伸びていた!チューリップ上手に飾る方法

花のこと

知っているお花を質問すると老若男女問わず「チューリップ」という答えが多く返ってきます。

それは童謡の「チューリップ」で子供のころから歌う、聴く機会が多いからかなと思います。

お花畑にチューリップの芽がピンっと突き出ているだけで春を感じずにはいられませんよね。

春を代表するお花はたくさんありますが、「チューリップ」もそのひとつでしょう。

見た目もかわいく、色も豊富です。

大人にも子供にも人気の「チューリップ」について今回はお話していきますね。

チューリップってどんな花?

「チューリップ」ってどんな花?と聞くまでもなく、皆さんご存知ではないかと思います。

両手をカップのように開いて表現される方もいるでしょう。歌を歌ってくれるひともいます。

本当に「チューリップ」は知名度の高い花です。

しかし、歌にあるように「赤、白、黄色」しか色がないと思っている人も多いです。

「チューリップ」のイメージは薄っすらなものかもしれませんね。

ここでは、ざっと「チューリップ」についてご説明していきます。

チューリップはユリ科

科・属性ユリ科、チューリップ属
和名鬱金香(うっこんこう)
英名 tulip
開花時期3月~5月
原産地中央アジア~北アフリカ
切り花回り時期12月~5月
赤、白、黄色、オレンジ、ピンク、紫、茶、ボルドー、緑、
ベージュ、MIX
開花するとユリの花のよう。花弁の数、めしべ、おしべも

このように、以外にもユリの仲間であり、和名は変な名前~って感じですが、「 鬱金香」は中国でそう呼ばれていたから。「ウコン」の香りに似ているから「鬱金香」とついたそうです。

「チューリップ」は球根で増えます。夏頃球根を収穫し、秋に再び畑に植えます。

ですから、「チューリップ」の球根は秋に多く出回っています。

いろいろな咲き方のチューリップ

「チューリップ」は色も豊富ですが、咲き方も様々なものがあるのをご存知でしょうか。

お花屋さんに行くと「え?これがチューリップ?」と驚くことが多いですよ。

一重咲

オーソドックスな「チューリップ」、花弁が一重で花弁の淵も丸みがあり、ぷっくりとした花形

八重咲

花弁が幾重にも重なっているもの。花弁が多い分、一重咲より花が重い。長持ちもします。ふわふわしていてかわいい。

ユリ咲

ユリのような花弁。といっても、花弁の先端がシュッと尖っているということ。大きく開花したときは真上から見るとユリの花のような咲き方に見える。

パーロット咲

花弁の淵に切り込みが入っている。茎は他の品種と違いヒョロ長いイメージで、花を活ける際は面白いイメージで活けれる。

フリンジ咲

花弁の上部の淵がフリンジ状でヒラヒラとしている。より一層かわいらしさを演出しやすい。

以上が大まかなチューリップの品種です。

お花屋さんに行ったときはいろいろと見比べてみてください。

成長するチューリップ

生き物なので「チューリップ」が成長するのは当たり前なことなのですが、茎を切った「チューリップ」でも成長します。

「チューリップ」をご自分で飾ったことのある方はお分かりだと思いますが、買ってきた、または庭の「チューリップ」を切って活けた翌日、丈が伸びていたことありませんか?

「チューリップ」の花のすぐ下の茎の部分が伸びるので、バランスよく活けれたと喜んでも、翌日は「???」なんかキモイとおもうかも。 

活けるときはそこを加味しながら活けるとよいでしょう。

2センチくらい伸びることもありますので、覚悟しておきましょう。

また、「チューリップ」は太陽に向かって茎が伸びていくので、朝日の当たる場所に注意し、花を活けた正面が朝日側になるようにしておくとよいです。

そうすれば、そのまま器の向きを自分の方にひっくり返すと正面が変わらずに済みます。

あまり無いかもしれませんが、成長しないものもあります。もしかしたら、お店にあったときに伸びて、少しだけ鮮度が下がっているかも。でも、それほど気にしなくてよいです。

「伸び」ないので自宅で手直しする手間が省けます。

「チューリップ」の本当の鮮度を見るには、花の中心の雄しべを確認するとよいです。

しべが熟し粉を吹いていると少し鮮度が悪いですね。

チューリップを飾ってみよう

「チューリップ」は知名度の高い花でありながら、実際に活けるとなると驚くことも多いです。

せっかく活けた「チューリップ」が伸びていると少しがっかりするかもしれませんが、生命を感じる瞬間でもあります。冷蔵庫の中で半分に切ったキャベツの真ん中が盛り上がっているとか、ネギの真ん中が伸びているとか。

野菜も、花も、物言わないのに生命力が高いことにいつも感動します。

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